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沖縄でリゾートマンション購入!注目の4エリアと選び方のコツ3選
沖縄は、年間を通じて温暖な気候と美しい自然を楽しめる魅力的な観光地のため、リゾートマンションを所有するのに最適の土地といえます。
しかし、リゾートマンションが位置するエリアによっては、資産性や利便性が大きく異なります。実は那覇市以外にも魅力的なエリアが豊富なのが沖縄です。
本記事では、エリア別の特徴や購入時のポイントを詳しく解説し、満足度の高いリゾートマンションを購入するためのヒントをお伝えします。
沖縄が魅力的なリゾート別荘地として注目を集める理由
沖縄は、日本国内でも特に人気の高いリゾート地として知られており、別荘地としての魅力も抜群です。
一年中過ごしやすい温暖な気候と、美しい海に代表される自然環境は、日々の喧騒から離れてリラックスするのに最適な環境といえるでしょう。
近年、国内外からの観光客が増加しており、沖縄の人気は右肩上がりの傾向にあります。
観光客の増加に伴い、マリンスポーツや観光施設などの充実も見込まれているため、何度訪れても新たな発見や楽しみが見つかります。2025年夏頃には、新テーマパーク「ジャングリア」が沖縄北部に誕生予定のため、今後も観光需要が高まっていくと予想できます。
頻繁に沖縄を訪れる方にとっては、毎回ホテルに宿泊するよりも、自分だけのリゾートマンションを持つことがおすすめです。
リゾートマンションがあれば、別荘やセカンドハウスとして活用できます。
これは退職後のセカンドライフとして沖縄での生活を考えている方にとって、理想的な選択肢となるでしょう。
沖縄のリゾートマンション購入に必要な資金
2024年現在、沖縄県全域の不動産価格は、平均して1坪あたり40万円から60万円ほどです。
特に那覇市などの都市部では、1坪100万円を超える地域も存在しています。
那覇市内の新築マンションの平均販売価格は、2023年2月には5,208万円に達し、5,000万円の大台を突破しました。
これは新築マンション全般の価格ではありますが、リゾートマンションの価格を推測する上で参考になるでしょう。
ただし、リゾートマンションの価格は場所や広さによって大きく変動することが考えられ、数千万円から数億円まで幅広い価格帯が存在しています。
例えば、読谷・恩納エリアのワンルームタイプでは1,300万円程度、那覇・新都心エリアのワンルームタイプでは3億8,000万円程度の価格帯で販売されていることもあります。
沖縄のリゾートマンションの平均的な販売価格は、立地や規模に応じて大きく異なりますが、およそ3,000万円から6,000万円の範囲内で購入が可能です。
より高級な物件や特別な立地の物件は、それ以上の価格になる可能性もあるので覚えておきましょう。
エリア別情報:あなたにぴったりのエリア見つけよう
沖縄は、周辺に点在する離島を除いて、沖縄本島を⼤きく4つ(那覇市、南部、中部、北部)に分けられます。
エリア別に特徴が異なるので、リゾートマンションの購入を考えている人は、自分の好みに合った地域を選ぶことが大切です。
ここでは各エリアの魅力を、それぞれ紹介します。
那覇周辺エリア:都市の利便性と沖縄ならではの歴史を感じられる
那覇周辺は、沖縄県の中心地として知られているエリアです。
モノレールなどの公共交通機関が充実しており、車がなくても快適に移動できる便利さが魅力です。
「国際通り」と呼ばれる沖縄最大の繁華街では、買い物や食事を楽しめる施設が多くあり、滞在を楽しむことができます。
また、国際通りから5分ほど歩くと「壺屋やちむん通り」があり、沖縄ならではの歴史を感じることもできます。
本州などから頻繁に往復する予定がある場合、那覇空港に近い場所を選ぶと便利でしょう。
都心部であるため、戸建てよりもマンションタイプの別荘が多いです。
交通の便が良く、都市機能が整っているため那覇周辺エリアは、沖縄県の中でも資産価値が高い傾向にあります。
資産性に関する記事はこちら:沖縄のマンションの価値は?|全国エリアでも高い資産性
南部エリア:利便性と新しいエンターテインメントの融合
南部エリアの魅力は、沖縄の美しい海を堪能できるだけでなく、 新しいエンターテイメントが増えつつあることです。
空港からは海を眺めながらドライブを楽しめるコースがあり、沖縄に到着したらすぐにリゾート気分を味わえます。
空港の南には「オリオンECO美ら(ちゅら)SUNビーチ」や「美々ビーチいとまん」などの美しい白浜ビーチがあり、マリンスポーツやバーベキューを楽しめるリゾートエリアが広がっています。
近年、豊見城市に大型テーマパーク「STEM RESORT(ステムリゾート)」や「DMMかりゆし水族館」など、新しいエンターテインメント施設がオープンしました。
そのため地元の人々だけでなく、観光客の注目を集めています。
さらに、那覇空港自動車道のインターチェンジが近くにあり、中部エリアまで約1時間で移動できる利便性も魅力です。
豊見城市や糸満市には、戸建てやマンションなど多様な別荘物件があり、好みに合った物件を見つけやすいのも大きな特徴です。東部に位置する南城市でも、戸建て物件が増加傾向にあります。
中部エリア:リゾート気分を満喫できる人気スポット
中部エリアは、海外のリゾート地のような雰囲気が楽しめるのが中部エリアの特徴です。
恩納村や読谷村には高級リゾートホテルが立ち並び、マリンスポーツやゴルフ場なども充実しているため観光客に人気の地域となっています。
新築・中古を問わず戸建ての別荘が点在しているため、理想の別荘を見つけやすいエリアと言えるでしょう。
西側の宜野湾市には美しいビーチやマリーナがあり、ダイビングやクルージングを楽しむことができます。
北東部の金武町には、2022年にオープンした沖縄県内最大級の約800mのロングビーチ「KINサンライズビーチ」があり、注目を集めています。
また、沖縄市には米軍基地があり、アメリカと沖縄の文化が融合した独特の雰囲気を味わえるのも魅力です。
北部エリア:豊かな自然と新しい観光スポットが魅力
北部エリアは、世界自然遺産に登録された沖縄本島で最も自然豊かな地域です。
「やんばる」と呼ばれる亜熱帯の森には、ヤンバルクイナなど沖縄固有の珍しい生き物が生息しています。
マングローブでのカヤック体験やトレッキングなど、自然を楽しむアクティビティが充実しているのも魅力です。
2025年には、大規模なテーマパーク「JUNGLIA(ジャングリア)」が開園予定です。
大自然の中を飛ぶ気球や迫力満点のサファリライドなど、多彩なアトラクションが計画されており、新たな観光名所として期待が高まっています。
また、人気の「沖縄美ら海水族館」や「カヌチャリゾート」も北部エリアにあります。
「アブハマ」や「スクバマ」といった美しいビーチもあり、海と森の両方を楽しめる魅力的なエリアです。
自然に囲まれたリゾートマンションに滞在しながら、周辺の観光スポットを楽しみたい方におすすめです。
沖縄でリゾートマンション購入時のメリットとデメリット
沖縄は別荘地として多くの魅力を持つ人気のエリアです。
ここでは、沖縄にリゾートマンションを購入する際のメリットとデメリットについて詳しく解説します。
メリット1. ハイシーズンでも確実に滞在可能
沖縄の宿泊施設は繁忙期に予約が取りにくくなりますが、リゾートマンションを所有していれば年末年始やゴールデンウィーク、冬休みなどの人気シーズンでも確実に滞在できます。
特にハイシーズンは、1泊1万円以上の宿泊料金になることもあるため、頻繁に訪れる方にとってはリゾートマンションを所有していると経済的です。
さらに、急な予定変更の際にもホテルのキャンセル料を心配する必要がないというメリットがあります。
メリット2. トータルコスト
リゾートマンションは他タイプと比較してトータルコストが低いです。民泊マンションの開業届出コストなどの初期準備コストは不要です。またホテルコンドミニアムのコンドミニアム管理費などの特別な維持管理コストもかかりません。坪単価も他タイプより安いため、トータルコストを下げてマンションを購入し生活をしたい方はリゾートマンションが最適な物件タイプと言えます。
デメリット1. 利用しないときの収益はない
リゾートマンションは他の物件タイプと比較して、貸出ができないため利用していない際の賃貸収益が発生しません。
ホテルコンドミニアムや民泊対応マンションは、購入者自身が利用する際に一定の制限があるものの、使用していない時は、賃貸による収益が発生します。
ですが、リゾートマンションの物件によっては貸出可能な場合もありますので、事前に確認しましょう。
デメリット2. 間取りの種類が少ない
リゾートマンションでは、一般的に1LDKや2LDKの間取りが多く、3LDK以上の選択肢は少ない傾向にあります。
このような間取り設計が多いのは、リゾートマンションのコンセプトが余暇を楽しむこととしているためです。
特に子供や祖父母の滞在を考えると、部屋数が不足する可能性があります。大家族での利用を考える際には、事前リサーチを行い、間取りを確認することが重要になります。
沖縄でリゾートマンション購入時に押さえるべき3つのポイント
沖縄でリゾートマンションを購入する際は、前述のデメリットを回避するための対策が必要です。
ここでは、リゾートマンション購入時に注目すべき3つのポイントについて詳しく解説します。
物件価格の適正な把握
まずは、インターネット、不動産会社などから幅広く情報を収集しましょう。
自分が購入を検討している不動産の現在の販売価格や相場を正確に把握することが重要です。
より信頼性の高い情報を求める場合は、国土交通省が公開している「不動産取引価格情報検索」や「不動産価格指数(住宅)」などの公的データを参考にするのも良い方法です。
沖縄は全国的にも不動産価格の上昇率が高いとされています。
県外の人が購入を考える際、沖縄の不動産価格が予想以上に高いことに驚くケースが多いようです。
特に人気エリアの平均価格は、横浜や大阪のマンション、戸建て価格に匹敵する水準になっています。
このような価格動向を十分に理解した上で、購入を検討するのがおすすめです。
徹底した台風対策
沖縄は本土と比較して台風の通過頻度が高いため、リゾートマンションにも十分な暴風雨対策が求められます。
具体的な対策としては、以下のようなものが挙げられます。
・内廊下設計
・雨戸や暴風戸の設置
・シャッターの導入
・防水スクリーンの取り付け
・建物自体の防水機能の強化
また、万が一雨水が侵入した場合でも、速やかに排水できるシステムを整えておくことで、建物の浸水などの被害を最小限に抑えることが可能です。
台風が接近するたびに状況を確認しに行くのは現実的ではないため、管理サービスを利用するのも一つの選択肢です。
これらのサービスでは、台風の前後にリゾートマンションの状態をチェックしたり、被害が発生した際に対応したりといった管理業務を代行してくれます。
米軍基地による騒音への対策
沖縄には米軍基地が存在し、その周辺地域では航空機の騒音や訓練の音が問題となっています。
特に夜間や早朝に騒音が発生すると、生活の質に大きな影響を与える可能性が大きいです。
物件選びの際は、周辺環境を詳細に調査し、騒音の程度を正確に把握することが重要です。
具体的には以下の4点に注意しましょう。
・物件の所在地と近隣の米軍基地との距離
・飛行ルートとの位置関係
・過去の騒音に関する苦情や対策の有無
・物件の防音性能
これらの情報を総合的に判断し、自分のライフスタイルに合った物件を選ぶことが大切です。
以上の3つのポイントを十分に考慮することで、沖縄のリゾートマンション購入におけるリスクを最小限に抑えることができます。
まとめ
沖縄のリゾートマンション購入は、豊かな自然と温暖な気候を楽しめる魅力的な選択肢です。
那覇周辺、北部、中部、南部の各エリアには独自の特徴があり、自分のニーズに合った場所を選ぶようにしましょう。
また、利便性と快適性のバランス、将来の売却も視野に入れた選択が重要です。
これらのポイントを押さえることで、満足度の高いリゾートマンションを購入することができるでしょう。